官公庁、企業仕事納め 翁長知事「来年も全力を」
県内各官公庁や主要企業は28日、年末の仕事納めを迎えた。県庁では翁長雄志知事が各階に各部局の職員を訪ね、この1年の働きをねぎらい、来年に向け訓示した。名護市辺野古の新基地建設問題を「県政運営の柱」と掲げる翁長知事は、辺野古新基地建設問題対策課で「皆さんには大変な苦労をかけた。安らかに過ごして1...
View Article名護、快勝で栄冠 KBC杯県中学新人野球
【名護】第6回KBC学園杯第19回県中学校新人軟式野球選手権大会は28日、名護市営球場で最終日を迎え準決勝、決勝が行われた。好機に得点を重ねた名護が金城英大、玉城迪孝の継投で石垣打線を抑え、7―2で勝利し、初の栄冠を手にした。名護は2016年3月に熊本県で開催される第13回九州中学校選抜軟式野球...
View Articleコザ猛追及ばず 日川に19―38 全国高校ラグビー第2日
第95回全国高校ラグビー大会第2日は28日、東大阪市の花園ラグビー場で1回戦の残り14試合が行われ、県代表のコザは日川(山梨)に19―38で敗れ、2大会連続の初戦突破はならなかった。県勢の初戦敗退は4年ぶり。 記念枠の筑紫(九州・福岡)は初出場の東京朝鮮高(東京第2)を26―19で下し、24大会ぶ...
View Articleサトウキビに新品種 県が登録、南大東で普及
県農林水産部はこのほど、南大東島での栽培に適するサトウキビ新品種「Ni28」「Ni29」が品種登録されたと発表した。台風の多い南大東島で倒伏や風に耐久性を持ち、収量が多く糖度も高い。県は、2品種の種苗を無償で普及している。 県によると、南大東島のサトウキビ栽培は、キビから出てくる芽を次期作で...
View Article辺野古代執行訴訟 県が準備書面提出 適法性を再度主張
米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に伴う新基地建設をめぐり国土交通相が提起した代執行訴訟で、県は28日、福岡高裁那覇支部に第7~12準備書面を提出した。主にこれまでの主張を整理した内容で、あらためて翁長雄志知事の行った辺野古埋め立て承認取り消しの適法性を訴えた。 第7~12書面は合計で444...
View Article年末年始ATM 沖銀、JAが一部休止
県内金融機関の現金自動預払機(ATM)の年末年始の稼働状況がまとまった。対象は琉球銀行、沖縄銀行、沖縄海邦銀行、県労働金庫、JAおきなわ、コザ信用金庫。時間帯に違いはあるが、大半が31日から1月3日まで稼働する。沖銀はメンテナンスのため31日を除き休止する。JAは1月3日のみ休止する。 各金融...
View Article非常勤 育休取得できず 条件困難、現実と差
【西原】西原町役場の妊娠した非常勤の女性が、非常勤にも育休制度があるにもかかわらず、取得条件に合わず来年3月で退職せざるを得ない状況となっている。同町の条例の条件では限られた時期に妊娠・出産を“調整”しなければ誰もが取れるものとはなっていない。女性は26日、取材に対し「条例の運用が難しい制度にな...
View Article座間味観光が好調 入域客10万人に
【座間味】観光客増加を背景に、座間味村へのことしの入域客数が10万人を突破した。座間味村営船の23日の高速船1便目の船客で、南城市の城間結日ちゃん(3)、母親のちあきさん(37)、友人の山川寿乃さんが乗り込んで来た時に「ことし10万人目の乗船客です」と船員らが声を掛けた。 3人の中からお母さ...
View Article伊是名沖でアーラミーバイ
12月21日から1泊2日で、今年最後の泳がせ釣りに伊是名島沖へメンバー2人と出掛けた崎浜秀智さん。伊是名からまえだ丸が運天漁港まで迎えに来た。 通常はすぐにグルクンが暴れて、大物が近くにいることを知らせてくれるのだが、この日は全く反応しなかった。崎浜さんは根掛かりを恐れずに棚を落とすと、午前1...
View Article活動強化へ4部会設置 オール沖縄会議が初の幹事会
名護市辺野古への新基地建設阻止に向け今月14日に発足した「辺野古新基地を造らせないオール沖縄会議」の意思決定機関となる幹事会の初会合が29日、那覇市内で開かれた。今後に向け、名護市辺野古で続く抗議行動の強化する方針などを確認した。政党や市民団体、経済界などを網羅した「オール沖縄」による新たな活...
View Article飲酒運転「許サングヮー」 ピンバッジ、真栄田さん考案
「STOP!飲酒運転」と書かれた赤色のピンバッジ。リボンではなく、沖縄のお守り「サングヮー」の形だ。那覇署が飲酒運転防止の啓発のために作製したもので、今月から市役所や那覇署管内の企業の職員などが身に着けている。来月からは琉球銀行の全行員が着装するなど徐々に広がり始めている。 ピンバッジのデザイ...
View Article教員、「政治的中立性」確保に不安 18歳選挙権、県選管が初調査
県選挙管理委員会は28日までに1日に開いた2015年度県選挙啓発指導者研修会に参加した高校教員90人を対象に行った選挙権年齢が18歳以上に引き下げられることに伴うアンケート結果を公表した。授業で主権者教育を行う場合、どう「政治的中立性」を確保することができるかについて悩む高校教員の実情が浮き彫...
View Article一中60期「一条会」、活動に幕 戦没した学友弔い50年余
県立第一中学校(現首里高校)の2年生だった1945年に沖縄戦に巻き込まれた、60期生による同期会「一中一条会」が29日までに解散した。戦争直後、60人余りいた同期生は減り、高齢化のため組織的な活動の継続が難しく、活動に区切りをつけることを決断した。会員らは「断腸の思いはあるが、解散はいずれ訪れ...
View Article沖縄そば生産フル稼働 年越しへ24時間態勢
【糸満】ことしも残りわずかとなった29日、県内の沖縄そばの製麺所では、31日の大みそかに向けた年越しそばの生産がピークを迎えている。糸満市西崎町のサン食品では、26日から通常より30人増やし75人の24時間態勢でフル稼働している。 31日明け方までの6日間で73万食を製麺する予定で、9割が沖縄...
View Article新基地強行「琉球処分以上だ」 半藤一利氏、政府を批判
【東京】「日本のいちばん長い日」などの著書があり、近現代日本史研究で知られる作家の半藤一利氏(85)はこのほど、富田詢一琉球新報社長と対談した。半藤氏は、政府による名護市辺野古新基地建設計画の強行について「昔の『琉球処分』以上のことをしている。戦後民主主義は民意が第一だ。辺野古は翁長(雄志)さ...
View Article名護東海岸「魅力伝えたい」 沖国大・村田さん、琉大・阿野さん
【名護】沖縄国際大学4年の村田ゆうこさん(23)と市嘉陽で4年間地域活動を行う琉球大学4年の阿野翔大さん(24)が、学生ユニット「あちらこちら」を結成して名護市東海岸地域で地元住民の昔の暮らしなどを聞き取り、展示会やフィールドワークを自主企画した。歴史に詳しい村田さんと名護東海岸が大好きな阿野...
View Articleマカヤでしめ縄 綱作りの技術生かす 浦添・西原
【浦添】浦添市の西原公民館で26日、雑草の「マカヤ」を利用したしめ縄作りが行われた。毎年恒例の作業で、ことしで7年目となる。 花と緑のサークル「わくわく」のメンバーが中心となって、日ごろ畑作業をしている「わくわく農園」から1週間ほど前に高さ1メートルほどの「マカヤ」を刈って準備していた。約10...
View Article<金口木舌>豊かさと「黄金の花」
名護市中心街にネーネーズの「黄金の花」が流れる。1997年12月、海上ヘリ基地の是非を問う市民投票を数日後に控えていた。メロディーは美しいのに胸が痛む。やりきれなさが募ったことが忘れ難い ▼歌は語り掛ける。「黄金で心を汚さないで/黄金の花はいつか散る」と。その通りであろう。市民は「黄金」のはかな...
View Article<社説>'15回顧 スポーツ さらなる飛躍を期待したい
ことしも県勢は多くのスポーツ大会で全国トップレベルの力を発揮した。その活躍に、多くの県民が勇気づられけた。 小中高校生が各競技で躍動したことを特にたたえたい。ハンドボールでは全国小学生大会で神森が11年ぶり4度目の優勝、全国中学校体育大会の相撲団体では浦添が県勢初優勝を飾った。 テニスで沖縄...
View Article<社説>慰安婦問題 真の和解へ対話継続を
戦後70年、日韓国交正常化50年という節目の年の大きな合意には違いない。だが今後も歴史を直視し、関係改善の歩みを確かにしていく普段の努力が不可欠だ。 旧日本軍の従軍慰安婦問題をめぐり、日本と韓国が外相会談で「最終的な解決」とする合意を発表した。両国がさまざまな課題を乗り越え、問題解決に向けて歩...
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