子どもの貧困対策を推進 那覇市長、施政方針 過去最高一般会計1430億500万円提案
那覇市議会(金城徹議長)の2月定例会が12日開会し、城間幹子市長が2016年度施政方針を発表した。最重要課題として子どもの貧困対策や待機児童解消に向けた諸政策の推進を掲げた。米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設について、翁長雄志知事を引き続き支持する姿勢も示した。 子どもの貧...
View Article県、「空手振興課」新設へ 翁長知事が明言 ユネスコ登録へ強化
県は4月から、文化観光スポーツ部に県内の空手・古武道の振興に関する課を新設する。12日の県指定無形文化財「沖縄の空手・古武術」保持者らの要請に対し、翁長雄志知事が明言した。人員は課長を含めて5人で名称は「空手振興課」になる予定。 これまで文化振興課が担ってきた国際教育科学文化機関(ユネスコ)の...
View Article海銀、6団体に基金249万円贈る 「環境保全に役立てて」
沖縄海邦銀行(上地英由頭取)は12日、「第9回かいぎん環境貢献基金」で6団体に249万円を贈呈した。今回の贈呈で、は計4653万円となった。那覇市の本店で開いた授与式で上地頭取は「沖縄の環境保全などの役に立てることを願っている」と話した。授与団体は以下の通り。 沖縄椿協会(那覇市)▽浦添グリー...
View Article米外来機飛来の中止要請 三連協、外務省に「とてつもなくうるさい」
嘉手納町と沖縄市、北谷町でつくる嘉手納飛行場に関する三市町連絡協議会(三連協、会長・野国昌春北谷町長)は12日午後、那覇市の外務省沖縄事務所に水上正史沖縄担当大使を訪ね、米軍の外来機の嘉手納基地への暫定配備を全て中止することなどを要請した。 嘉手納基地には昨年から米国の州空軍が飛来して訓練する...
View Article沖縄は春のよう 福島・猪苗代町「雪だるま大使」来県
【南城】福島県猪苗代町から派遣された「雪だるま親善大使」2人の歓迎会が4日、南城市の百名小学校(上原久由校長)で開かれた。雪だるま親善大使の小川信君(12)と古川菜月さん(12)は雪だるまと伝統工芸品の赤べこを贈呈。百名小の児童たちはエイサーと合唱で歓迎し、交流を深めた。 福島と沖縄の交流を目...
View Articleイタリア野菜を県内で栽培 沖縄協同青果、来月から販売
沖縄協同青果(浦添市、名嘉重則社長)は、イタリア料理などに使用される「イタリア野菜」の県内栽培に挑んでいる。2014年に農家と連携して始まったこの取り組みは、ことし初出荷を迎え「おきなわ花と食のフェスティバル」で展示、試食会を実施。3月から県内の一部量販店での販売も始まる。同社は「19年には、...
View Article認可園24時間保育を 子の貧困連絡協、県計画に反映要望
「沖縄の子どもを貧困から守る連絡協議会」(山内優子、知花聡共同代表)が12日に県庁で会見し、「県子どもの貧困対策推進計画(仮称)」素案に対し、24時間開所の認可夜間保育所や、母子生活支援施設のない県内8市への施設整備などを盛り込むよう要望した。 山内共同代表は「DV被害を受けた母子は、シェルタ...
View Articleグアム移転費1.6億ドル 前年度比増も低水準 17会計年度米国防予算案
【ワシントン=問山栄恵本紙特派員】米国防総省は9日発表した2017会計年度(16年10月~17年9月)の国防予算案で、在沖海兵隊のグアム移転費として前年度の約3割増となる1億6470万ドル(約185億円)を計上した。グアム移転費の総事業費は約55億ドルを見込んでいるが、17年度は総事業費の約3...
View Article係争委訴訟で国、高裁に答弁書「関与当たらぬ」
名護市辺野古の埋め立て承認取り消しを国土交通相が執行停止決定したことについて、国地方係争処理委員会(係争委)による不服申し出却下を経て、県が同決定の取り消しを求めて今月提起した訴訟で、国は12日、福岡高裁那覇支部に県の訴状に対する答弁書を提出した。国は答弁書で執行停止決定は地方自治体に対する「...
View Article近代沖縄の史料デジタル化 県内外から3万9千点、県教委が方針
県教育委員会が戦前(1879年~1945年)の近代沖縄史料のデジタル化事業を2016年度から始める方針であることが、12日までに分かった。戦後の史料のデジタル化は行ってきたが、戦前の史料では初めて。事業は21年度までの6年計画で、ホームページで公開することを目指す。 デジタル化の対象となるのは...
View Article県、4月に「空手振興課」新設 遺産登録へ発信強化
県は4月から、文化観光スポーツ部に県内の空手・古武道の振興に関する課を新設する。12日の県指定無形文化財「沖縄の空手・古武術」保持者らの要請に対し、翁長雄志知事が明言した。人員は課長を含めて5人で名称は「空手振興課」になる予定。 県によると、都道府県に「空手」を冠した課が設置されるのは全国初で...
View Article6部門 功績たたえ 琉球新報活動賞 5団体2氏を表彰
社会の一線で活躍する個人や団体を顕彰する第38回(2015年度)琉球新報活動賞の贈呈式・祝賀会が12日夜、那覇市のパシフィックホテル沖縄で開かれた。 「一隅を守り千里を照らす」を基本理念に社会、教育、産業、文化・芸術、地域振興、出版・文化活動の6部門で5団体2個人を表彰した。富田詢一社長が表...
View Article伊良部大橋開通1周年 1300人が記念ウオーク
【宮古島】伊良部大橋の開通1周年を記念した「宮古島伊良部大橋ウオーク」(同実行委員会主催)が1月31日、開かれた。県外からのツアー客も含め約1300人が参加。“ミヤコブルー”に輝く海を眺めながら橋を練り歩き、宮古島と伊良部島が陸路結ばれた喜びをあらためて分かち合った。 伊良部大橋は約40年の要請...
View Article平和の心 俳句に 仲井真小 戦、震災学び 感性磨く
学校を挙げて俳句学習に取り組む那覇市立仲井真小学校(安里恒男校長、児童622人)の児童は、沖縄戦や東日本大震災を学んだり、俳句を詠んだりすることで平和への感性を磨いている。毎週日曜日に本紙1面で連載中の「平和のうた」にも多くの作品を投句した。昨年12月31日付の初回には、3年の宮良琉里(るり)...
View Article<金口木舌>えっさーほいさのまじめ歌
「他人を励ますのは、気楽です/自分を励ますのが、大変なんです/私は誰か、私は何か/知ってしまったあとだもの」(吉野弘) ▼とはいえ周りの人すら適度に励ましているか、と自問する。那覇市の初優勝で幕を閉じた第39回沖縄一周市郡対抗駅伝は、さながら激励の“大見本市”だった ▼奥武山から摩文仁、東海岸を北上...
View Article<社説>新報活動賞 地元への愛着と貢献に学ぶ
一筋の道を歩み、周りの人の行き先を照らしてくれる。「一隅を守り千里を照らす」をまさに体現する人々だ。第38回琉球新報活動賞の贈呈式があり、5団体・2個人が顕彰された。そのひたすらな歩みに感謝をささげたい。 社会部門の沖縄語普及協議会はしまくとぅば消失を懸念し、若い世代に引き継ぐため2000年に...
View Article<社説>子ども医療費助成 貧困世帯対策の拡充必要だ
生活困窮世帯の子どもたちに対する医療支援をさらに強化する方向で議論を続けてもらいたい。 県は新年度から市町村と連携し、経済的事情で医療費の一時負担が困難な世帯を対象にした子ども医療費の貸付制度の導入を目指している。自己負担分を窓口で立て替える必要性をなくす制度だ。 現在の子ども医療費助成制度...
View Article八重山求人、15年は1・12倍 建設や観光で人手不足
沖縄労働局によると、石垣市や竹富町などを所管するハローワーク八重山の2015年の有効求人倍率は1・12倍で、前年より0・08ポイント上昇し2年連続で1倍を超えた。県が実施した聞き取り調査で、新石垣空港開港による民間需要の高まりで建設業や観光関連産業で人手不足が生じていることが分かった。那覇市の...
View Article中台漁業協定見直しを 県、取り締まり強化 国に要請
【東京】県と県漁業協同組合連合会(上原亀一会長)、県漁業協同組合長会(古波蔵廣会長)は12日、農林水産省に森山裕農相を訪ね、違反操業の取り締まり強化など日台漁業取り決め(協定)と日中漁業協定の見直しを要請した。浦崎唯昭副知事から要請書を受け取った森山氏は「沖縄で安心して操業できるよう、引き続き...
View Article基地問題 県外で発信 フリー報道写真家 板谷さん
【辺野古問題取材班】沖縄戦をはじめ、戦争体験者を中心に聞き取り、写真撮影を続けているフリーフォトジャーナリストの板谷めぐみさん(28)が12日から、名護市辺野古沖を埋め立てるための土砂を搬出する県外地域などを回り、講演活動を始めた。ゲート前や辺野古地域で1年続けてきた取材を踏まえ「基地の問題は...
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