この詩集は、第35回山之口貘賞受賞の『瑠璃行』から4年目の著作となる。全編を通底するのは遥(はる)かな時空を超えて彷徨(さまよ)う魂魄(まぶい)たちとの交感である。それらの背景には、著者の万葉研究家としての視点、そして小笠原での教職を経て沖縄辺野古に移住したという生き方から産み出されたと思われ...
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この詩集は、第35回山之口貘賞受賞の『瑠璃行』から4年目の著作となる。全編を通底するのは遥(はる)かな時空を超えて彷徨(さまよ)う魂魄(まぶい)たちとの交感である。それらの背景には、著者の万葉研究家としての視点、そして小笠原での教職を経て沖縄辺野古に移住したという生き方から産み出されたと思われ...