小津安二郎監督の1929年の無声映画「大学は出たけれど」は、昭和初期が舞台のモノクロ映画だが、こっけいさの中に、今も変わらぬ切なさも伝わる ▼就職活動をするも、どこにも採用されない主人公は田舎の母親を安心させようと「仕事が決まった」とうその手紙を書く。真に受けた母は許嫁(いいなずけ)を伴って上京...
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小津安二郎監督の1929年の無声映画「大学は出たけれど」は、昭和初期が舞台のモノクロ映画だが、こっけいさの中に、今も変わらぬ切なさも伝わる ▼就職活動をするも、どこにも採用されない主人公は田舎の母親を安心させようと「仕事が決まった」とうその手紙を書く。真に受けた母は許嫁(いいなずけ)を伴って上京...