「新基地強行は民主主義否定」 河野洋平氏、那覇で講演
「戦後70年 河野洋平が語る沖縄・アジアの未来」(主催・琉球新報社、日本国際貿易促進協会、特別協賛・かりゆしグループ)が17日、那覇市泉崎の琉球新報ホールで開催された。約460人が聞き入った。名護市辺野古の新基地問題で「沖縄の人の意思は明確にある」と言明。「民主主義国たる日本で県知事の取り消し...
View Article国提訴は「銃剣で接収 想起」 知事「沖縄差別の表れ」
米軍普天間飛行場の辺野古移設をめぐり、翁長雄志知事による埋め立て承認の取り消しは違法だとして、政府が代執行訴訟を提起したことについて、翁長知事は17日午後、会見を開き、「県民にとって『銃剣とブルドーザー』による強制接収を思い起こさせるものだ。今後、訴訟の場においてわれわれの考えが正当であること...
View Article国が知事提訴、辺野古代執行求める 来月2日に口頭弁論
米軍普天間飛行場の辺野古移設をめぐり、翁長雄志知事による埋め立て承認の取り消しは違法だとして、石井啓一国土交通相は17日午前、翁長知事を相手に代執行訴訟を福岡高裁那覇支部(多見谷寿郎支部長)に提起した。米軍基地問題をめぐり県と国が法廷で争うのは1995年の代理署名訴訟以来、20年ぶりで2度目。...
View Article名護の光文字継続へ 風物詩、地域も協力
【名護】名護市銭ケ森に漢字一文字を飾る風物詩「光文字」の復活に向けて市内の新成人たちが動き出している。光文字は20年の節目のことしで終了したが、東江中34期卒業生が中心になって引き継ぎ、活動を始めた。新成人のメッセージを再びともすことを目標に、名護の若者たちが奔走している。 ことし1月、「礼...
View Article<金口木舌>「戦後沖縄の申し子」の還暦
米軍が伊佐浜、伊江島の土地を強制的に奪った。自民党と社会党が対峙(たいじ)する「55年体制」が始まった。年表の1955年の項目に並ぶ歴史的事件である。そこに「沖縄産業開発青年隊の創設」を書き入れたい ▼創設日は「4月28日」。日本本土と沖縄を分断したサンフランシスコ講和条約の発効から3年後だ。集...
View Article<社説>代執行提訴 指弾されるべきは誰か 片腹痛い政府の主張
いったい誰が誰を訴えるべきなのか。理非曲直を考えれば、本末転倒の感を否めない。 米軍普天間飛行場の移設先となる辺野古新基地問題で、翁長雄志知事の埋め立て承認取り消し処分は違法だとして政府は処分撤回へ向け代執行訴訟を起こした。政府と沖縄県との対立はいよいよ法廷闘争の局面に入った。 それにしても...
View Article災害時、心のケア迅速に 県が精神医療チーム発足
県は17日までに、大規模な災害が発生したときに迅速に被災者の心のケアにあたる専門家チーム「県災害派遣精神医療チーム」(DPAT=ディーパット)を設置した。20日に登録証交付式を県庁で開く。 DPATは精神科医、看護師など複数人の専門家からなるチーム。災害発生後72時間以内に被災地に向け出発、...
View Article客船寄港、来年予約169回 那覇港第2バース、年度内決定へ
2016年に那覇港へ寄港するクルーズ船の予約回数は169回(12日現在)で、ことしの寄港予定115回を大幅に上回る見込みであることが17日分かった。増設する第2クルーズ船バースについて那覇港湾管理組合の金城勉副管理者は「年度内に長期構想検討委員会を開いて(場所を)決定したい」と述べた。17日の...
View Article適用水域操業3.5倍180隻 漁獲量54%増
水産庁や県職員、県内の漁協代表者らで構成する「県日台・日中漁業問題対策等漁業者協議会」が17日、那覇市の水産会館で開かれ、10月に台湾で行われた日台漁業者間交流や日台漁業取り決め(協定)の適用水域の今期(4~7月期)操業実績の確定版が報告された。同協定水域内には、前期比3・5倍の180隻が操業...
View Articleサザンゲート ヤマトが新物流拠点 国際ハブ強化を目指す
ヤマトホールディングス(HD)の新たな物流拠点となる「沖縄グローバルロジスティクスセンター」(通称・サザンゲート)が那覇市鏡水で18日から本格稼働する。パーツ(部品)センターや在庫管理センターなどを集約し、那覇空港の国際物流ハブ機能を生かした多機能型物流倉庫として、輸送時間(リードタイム)の短...
View Article多見谷氏、辺野古代行提訴指揮へ 成田訴訟など担当
国が17日、県を相手に提起した代執行訴訟は12月2日に第1回口頭弁論が開かれる。10月30日付で福岡高裁那覇支部長に就任した多見谷寿郎(たみやとしろう)裁判官(57)が訴訟指揮を執る見通しだ。前任は東京地、家裁立川支部部総括判事。多見谷支部長の主な判決をまとめた。 多見谷支部長は2013年7月...
View Article生活資金不足12% 震災の県内避難者247人
2011年の東日本大震災と福島第1原発事故で県内に避難した人々への支援を継続・拡充しようと、矢ヶ崎克馬琉球大学名誉教授らが1月から実施した「原発事故避難者アンケート」の結果が17日、公表された。県内の避難者が最も困っているのは「生活資金不足」(12・8%)で、次いで「家族が離ればなれ」(8・5...
View Article千人が集結「機動隊も来ないぞ」 辺野古 座り込み500日
【辺野古問題取材班】名護市辺野古への新基地建設に反対する市民らが米軍キャンプ・シュワブのゲート前に座り込みを開始して500日を迎えた18日午前、ゲート前では県議団や市町村議団、市民団体などから約千人が駆け付け、大規模な抗議行動が始まっている。20日まで3日間行われる。参加者はシュワブの3カ所の...
View Article浦崎さん(名護高)最優秀 やんばる弁当甲子園に70作品
【北部】健全な食生活の実践を促そうと開催された「第11回やんばる弁当甲子園」の表彰式が6日、名護市の県北部福祉保健所で行われた。同保健所利用者への人気投票で高得点を得た浦崎恵瑠さん(名護高校2年)の「夏バテ解消弁当」が最優秀賞に輝いた。ゴーヤーやオクラ、ニンジンなど地元の野菜などを食材に色鮮や...
View Article「サンタさん返事ありがとう」 中央郵便局 児童の手紙展示
子どもたちに手紙を書く楽しみを知ってもらおうと、「サンタさんへの手紙」(主催・日本・フィンランドサンタクロース協会、共催・日本郵便沖縄支社)の沖縄地方展が18日、那覇市壺川の那覇中央郵便局で始まった。30日まで。 2012年~14年までにサンタクロースにメッセージを送り、サンタから返事をもらっ...
View Article浦添グスク 世界遺産に 追加登録目指しシンポ
【浦添】浦添グスク世界遺産追加登録実現に向けて7日、シンポジウム(浦添まちづくり元気ネットワーク主催)が浦添市立中央公民館で開かれた。約150人が参加した。首里城以前に12世紀後半から約220年にわたり、政治・経済・文化の中心地として栄えた浦添グスクを世界遺産に追加登録するために、どのような取...
View Article「おじさん」ピンクトップで結束 本部町PRへ奇抜作戦
【本部】本部町にピンクのタンクトップ姿でまちづくりに励む男たちがいる。その名も「ピンクトップ」。本部町の20代後半から40代の男性有志で構成し、イベント会場の清掃や、舞台出演などを通して本部を盛り上げている。リーダーの岸本恵樹さん(39)は「おじさんたちもここまでできる。若い人にも地域活動に参...
View Article島ぐるみ訪米団、市民団体と連携強化 沖縄の現状訴える
【ワシントン=問山栄恵本紙特派員】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設計画への反対を訴えるため訪米中の沖縄「建白書」を実現し未来を拓(ひら)く島ぐるみ会議の訪米団(団長・呉屋守将金秀グループ会長)は17日、人権問題に取り組むカリフォルニア州選出のマイク・ホンダ下院議員(民主党...
View Article基地があるの当たり前? 劇「フェンスに吹く風」、古蔵中生徒が熱演
那覇市立古蔵中学校の生徒や卒業生らが演じる現代劇「フェンスに吹く風」(同中学校主催、琉球新報社共催)が18日夜、那覇市の琉球新報ホールで上演された。観客は出演した生徒らの軽妙な掛け合いに笑い声を上げ、平和の意味を問い掛けるせりふに耳を傾けた。 中学生が東京からの転校生との出会いをきっかけに、そ...
View Article普天間「県外に移せる」 モチヅキ、橋本氏、日本側に決断要求
【東京】普天間飛行場の移設先を名護市辺野古ではない第三の道を探るよう提言した「沖縄ソリューション」を発刊したマイク・モチヅキ米ジョージ・ワシントン大学教授と橋本晃和桜美林大学大学院特任教授が18日、日本記者クラブで講演した。モチヅキ氏は米国内でアーミテージ元米国務副長官ら元高官が相次いで辺野古...
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