【ワシントン共同】1991年の湾岸戦争で「砂漠の嵐」作戦を指揮し多国籍軍を勝利に導いたノーマン・シュワルツコフ米退役将軍が27日、肺炎の合併症のためフロリダ州タンパで死去した。78歳だった。AP通信が伝えた。
1934年ニュージャージー州生まれ。ベトナム戦争に従軍し、米陸軍副参謀総長などを経て中央軍司令官となった。
イラク軍のクウェート侵攻を契機に始まった湾岸戦争では、統合参謀本部議長だったパウエル元米国務長官の下で、30カ国以上からなる多国籍軍を事実上指揮。激しい空爆と地上軍の進撃でクウェートを短期間で解放し英雄となった。
(共同通信)
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シュワルツコフ氏死去 湾岸戦争の英雄
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