石橋湛山が首相となった1956年末、元県知事の稲嶺恵一さんは慶応大の学生だった。在任わずか2カ月余だが「非常に印象に残っている」という。本紙は先日、湛山の名を冠した賞を受けた。その報告会で語ってくれた ▼「小日本主義」を唱(とな)え、植民地放棄を主張した言論人というだけではない。「湛山は政治家、...
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石橋湛山が首相となった1956年末、元県知事の稲嶺恵一さんは慶応大の学生だった。在任わずか2カ月余だが「非常に印象に残っている」という。本紙は先日、湛山の名を冠した賞を受けた。その報告会で語ってくれた ▼「小日本主義」を唱(とな)え、植民地放棄を主張した言論人というだけではない。「湛山は政治家、...