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ノーベル賞候補の外村彰氏が死去 電子線ホログラフィー開発

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 量子力学で理論的に予想されていた現象を、電子顕微鏡を使った実験で解き明かし、ノーベル物理学賞の候補と言われた日立製作所フェローの外村彰(とのむら・あきら)氏が2日午前0時8分、膵臓がんのため埼玉県内の病院で死去した。70歳。東京都出身。葬儀・告別式は13日に東京都港区南青山2の33の20、青山葬儀所で。
 電子の波としての性質を使い、微細な物体を観察する電子線ホログラフィーを開発。電子が電磁場のない空間を通ったときに物理的な影響を受ける「アハラノフ・ボーム効果」を実証した。
 1965年東京大理学部物理学科卒。日立製作所中央研究所に入った。
(共同通信)


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