孔子の論語にある。「名正しからざれば則(すなわ)ち言(げん)順(したが)わず」。「生きるための論語」(ちくま新書)の著者安冨歩さんは「物事にはふさわしい名を与え」なくてはいけないとして、その意味をひもとく ▼人は事態の名によって世界像を構成する。「言葉が事態に対応していなければ対処力を失う」と。...
↧